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肉体改造と称するものをやる人が増える時期です。
というか肉体改造の意味がよくわかりません。
ウエイトリフティングの選手がマラソンに転向するならそりゃ肉体改造だとは思うけど、ずっと同じ競技をしてるのに肉体改造って今まで何やっとったの?って話です。
肉体改造なんて言ってる時点でお察しなことが多いのですが、そうは言っても何とかしなくちゃと考えてる点では評価できます。
お察しというのも何個かあるのですが、選手側としてはそもそも現状に満足できてない、言い方を変えると落ち目になってきていることが多いです。
トレーニングで復活するケースもなくはないですが厳しいことがほとんどです。
指導者側で見ると、本当に体力の低下が競技力の低下を招いているのかが評価できているのかわかりません。
そうは言っても体力はあって困ることはないので常に向上させるよう努めるべきですが。
キネマティックのためにはキネティックが必要であることが理解できていれば初めからやっておくべきなのです。
本当に体力が落ちたことが競技力の低下につながってるとします。
散々体力が落ちた後に肉体改造なんて言ってるのは、空っぽになった鰻屋さんの秘伝のタレみたいなもので、満タンにしたいけどそっちに時間を取られてその他にシワ寄せが行くわ、
満タンになったところで味が変わっちゃったみたいなものです。
その他にシワ寄せが行くというのは、トレーニングで疲れる、技術練習をする時間が少なくなる等です。
肉体改造と称するものと、競技の練習のバランスが取れていれば問題はありません。
偏見ですが、肉体改造と言ってる時点でどうしても無茶苦茶なことをやっちゃうんだろうなぁと思ってしまうのです。
本来トレーニングというのは干渉作用等を考えながら当たり前のように日々繰り返すものです。
競技を始めたら当たり前のように並行してトレーニングをしましょう。