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テンセグリティとはtension(張力)とintegrity(統合)の造語です。
1960年代にバックミンスター・フラーさんによって使われ始めたそうです。
張力によって物体を統合して均衡を保っているという様な意味です。
筋骨格にアプローチする職業の人なら聞いたことがあると思います。
骨は支えがないとバラバラになって立つことも出来ません。
これを支持するものが皮膚、靭帯、筋などの軟部組織です。
これらの連続する張力で重力に抗い動くことが出来ます。
模型の一部を押すと模型全体がたわみ、離れたところにゴムがたるむ箇所が出てきます。
たるむ箇所が痛みの出ている部位だとすると、たるんだ箇所にアプローチしても意味がないということがわかります。
人体をテンセグリティ構造に見立て、1つの問題が全身に波及するということを頭に置いておくとアプローチのヒントが得られる
かもしれません。