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脛の内側の痛みにシンスプリントというスポーツ障害があります。
シンスプリントは運動時や運動後に下腿内側下 1/3にみられる疼痛性疾患で、「脛骨疲労性骨膜炎・過労性脛部痛」ともいわれ、ランニングやジャンプ動作の多いスポーツで多くみられます。
その病態については骨膜炎、筋膜炎、過労性骨障害がいわれており、特定されていませんが、繰り返しの外力によるものについては異論がありません。
急激にトレーニング量を増やした際に生じることが多いです。
また硬い路面、すり減った靴など練習環境も発症要因となるので、練習環境も確認する必要があります。
痛みが強い場合はランニング・ジャンプ動作などは中止して、自転車や水中運動などで患部に負担がかからないようにして体力の低下を最小限にするように努めます。
安静時期であっても患部外のトレーニングは積極的に行います。
復帰の目途は通常、トレーニング量の減少後1~2週ですが、重症化すると3ヶ月以上かかるケースもあるので運動開始時期を誤らない必要があります。