ブログ
姿勢のチェックは普通は前から横から後ろからですが。
その際どちらかの肩が下がって見えることがあります。
その場合は反対の肩が上がって見えます。当たり前ですが。
右肩上がりは景気がいい感じがしますが身体は同じ高さがいいでしょう。
もちろん両方下がってる人もいれば両方上がってる人もいます。
肩が下がっている場合、それは肩甲骨を支える筋肉の力が落ちているかもしれません。
それならトレーニングだ!ではありません。
下がっているのが肩甲骨周りの筋肉のせいなのか、はたまた違う理由なのかを見極める必要があります。
肩の高さを変えてしまう要因としては、下半身だと脚の長さの左右差、上半身だと脇腹の硬さ、強さの左右差、肩甲骨周りの筋肉の硬さ、強さの左右差があります。
簡単なチェック法は、座った時と立った時で肩の位置が変わらなければ上半身に問題があるといえます。脚の長さに問題があれば揃ったり、入れ替わったりします。
上半身に問題がありそうな時のチェック法は、正座の状態から片側にお尻を落として脚を崩して座ります。その時に脇腹が硬い側に転んでしまうことがあります。
このような場合は脇腹の硬さのせいで肩が下がっているかもしれません。
股関節の内外旋の可動域も影響するので一概にはいえませんが。
下半身ではなさそう、脇腹の硬さも同じ、肩は一方が下がっているとなると肩そのものに問題があるかもしれません。
そのような場合のチェック法は、相手がいれば前に倣えの姿勢をとり手を相手に手を下に押してもらいます。その際ほとんどの場合肩が下がっている側はふんばることができません。腕の土台である肩甲骨を支える力が出ていないとこの様なことが起こります。
一人ならダンベルショルダープレスをすると、下がっている側がやりにくいことが多いです。
これは前鋸筋の出力不足を表しています。
それなら前鋸筋のトレーニングだ!ではありません。
今度は前鋸筋が力が出ない理由を探さなくてはいけません。
前鋸筋は長胸神経の支配ですが長胸神経の手前の腕神経叢は、前斜角筋と中斜角筋の間を通っています。そこの筋肉が硬いと神経を絞扼してうまく力が出ないことがあるのです。そのような場合まさにそこがネックなのです。
例えば庭に水を撒いているとして水の出が悪いとします。そんな時、もっと蛇口をひねるか、もしかしたら誰かが踏んでるかも?とかホースが捻じれたり折れ曲がってないか?を疑います。
力が出ないからオリャって感じでより一層踏ん張るか、絞扼されている原因を取り除くかって話です。
そこを無視してトレーニングをしても効果がないばかりか、代償動作祭りで他の部位を故障するかもしれません。
なのでなにが言いたいのかというと鍛える前に整えましょうということが言いたいのです。