ランニング愛好家によくみられる腸脛靭帯炎。
サイクリストにもみられます。
股関節外側から脛骨のGerdy結節に付着する腸脛靭帯が、膝の屈伸運動で大腿骨の外側顆の上を移動する際の摩擦で炎症をおこすものです。
オーバーユースに加え、O脚など内反モーメントが高くなるとなりやすいといえます。
ランニングではミッドサポートで痛みが出ることが多いです。
サイクリストの場合はそんなに内反モーメントは高くないので、痛みが出る人は自転車のシューズのインソールもいいかもしれないけど、普段の靴のインソールを見直すといいかもしれません。
膝の痛みといってもいろいろありますが。
体重がかかってない状態でまげても痛くないけど、かかっている状態(地面に足がついている)と痛いときは、身体の使い方や使われ方に問題があることがあります。
痛む人で多いのが、膝を曲げた時に膝が内側に入ることがあります。
簡単なチェック法は、肩幅より少し狭いくらいに足を開いて立って、そこから膝カックンをします。
膝が内側に入ってしまう人は、知らず知らず膝に負担をかけているかもしれません。
そのような場合、改善のための第一選択としてインソール(靴の中敷き)があげられます。