爆発的パワー向上のためのトレーニングにプッシュプレス、ジャーク系があります。
これはジャンプスクワットと同程度のパワー発揮ができるのに着地の衝撃が少ないというなんともありがたい種目です。
それ以外にも上肢の筋力、肩周りのスタビリティ、肩周りの柔軟性、体幹のスタビリティの向上が期待できます。
爆発的パワーを高めるトレーニングにプライオメトリクスがあります。
ストレッチショートニングサイクルなどを活用したトレーニングです。
誰でも垂直跳びをするときは少ししゃがみます。このとき伸張性収縮がおこります。
伸張性収縮のあとの短縮性収縮の方が、短縮性収縮のみの場合(垂直跳びならしゃがまずに跳ぶ)よりも
大きな筋力が発揮できるという性質を利用したものです。
当然跳んだら着地があるので実施する場所も考慮する点です。
着地の衝撃は体重の8倍になることもあるので、骨端線閉鎖前の選手は他のトレーニングを優先します。
いつまでも自分の脚で歩きたいとは誰もが思いますが。
ウォーキングでは歩行に必要な筋肉を維持することはできないといわれています。
走れば維持できると思いますが、着地の衝撃を考慮する必要があります。
そこで登場するのがウェイトトレーニングです。
ウェイトトレーニングの代表的な種目にスクワットがありますが、当然着地の衝撃はありません。
70歳以上の女性だと週2回4か月くらいで約40㎏のパラレルスクワットができるようになることが多いです。
爆発的パワーをつけるのに思いつくのはウェイトトレーニングがありますが。
より特化したものだとオリンピックリフティングやプライオメトリクスがあります。
オリンピックリフティングの利点はコンセントリックRFDを高めることができることと、着地の衝撃が少ないことがあげられます。
プライオメトリクスはエキセントリックRFDを向上させることができますが、着地の衝撃は考慮する必要があります。
うまく組み合わせる必要があります。
今日はゴルファーのコンディショニングについて。
ゴルフという競技は1ラウンドまわるのに約6時間かかるそうです。
そして実際に打つ時間は全体の5パーセントだそうです。
身体の状態がよくない人が打つ→変な球→しょぼーん→背中をまるめて歩く→次も身体の状態がよくない(以下繰り返し)
このループを断ち切るためには最初からいい球が打てたら一番いいのですが。
もしたまたま一打目に失敗しても普段からいい状態で練習している人は立ち直るのが早そうです。
いい状態(身体)にいい技術が身に付くからです。
再現性の高さが求められるスポーツはいい状態を作ってから練習するとよいと思われます。
5パーセントの時間のための道具選びも大事ですが、残りの95パーセントの時間をいい感じですごすのも大事です。
だって以前ゴルフ上手な人が調子悪くなったら、僕のとこに来る前に高いにクラブに替えちゃったんだもーん(笑)
クラブの劣化がどの程度影響するかはわかりませんが、人間の身体はいろいろなものに影響をうけて、良い方にも悪い方にも変化します。
身体にも目を向けましょう。
ウェイトトレーニングはいろいろな運動があります。
誰でも実施しやすく安全で強い力が出せる運動です。
安全ではない運動は消えていきました。
と思いきや、新しい危険なものも続々と出てきます。
まず第一に安全、かつ効果のある運動を。
効果がなくて危険は最悪です。
ベーシックなウェイトトレーニングは安全かつ効果があります。
もちろんプログラムによります。
メニューではなくてプログラムです。
エクササイズ、重さ、回数、頻度など様々な変数の操作をして効果の出るものです。
私はベーシックな筋トレ至上主義ですが。
サーカスエクササイズと揶揄されるトレーニングばかりする人もいます。
勝手と言えば勝手なのですが、効果がないだけならまだよいのですが、危険なものも多くあります。
効果がないというのは多くのスポーツに対してです。あと健康にも。
サーカスエクササイズをしていればサーカスエクササイズは上手になります。
同じ時間をかけるなら安全で効果が高いものに取り組みたいものです。
様々な年代の方にパーソナルトレーニング指導をしていますが。
中には中学生の子もいます。
中学生の子に何をするのかいうと、スポーツをやっている子なら
ハイパフォーマンスの前提作りをします。
一生懸命やってる割にうまくならないのは、何かがかけているからと考えるのが普通です。
それらを見極めながら進めていきます。
強化しようとする考え方だととある程度の期間が必要ですが、
整えるという考え方だとその場で変わることがあります。
近い将来の結果と、遠い将来の結果と両方を求めてやっていきます。
筋肉は30歳から50歳までは年間約220グラム落ちていくといわれています。
50歳から60歳は年間約450グラム落ちていくといわれています。
トレーニングの習慣のない人で、「わたし若いころと体重変わってないわ」
と言う人がいたら、もしかしたら筋肉が減った分脂肪が増えているのかもしれません。
こわいですね。
では、何がなくなるのかというと遅筋線維より速筋線維の方がたくさんなくっていきます。
ウェイトトレーニングで主に鍛えたいのは速筋線維です。
マラソン愛好家はいかにも足腰が強そうですが、60歳以上のマラソン愛好家と何もしていない60歳以上の人とで速筋線維の量を比較したら変わらなかったそうです。
距離を走ってない人たちを集めたんでしょ?って文句を言われそうですが、平均で月間234㎞走る人達だそうです。
これを見ると有酸素運動は速筋線維を刺激するのには不適切といえそうです。
速筋線維は重たいものを持たなくても刺激できると近年ではいわれていますが、
時間的な効率を考えると重たいものを持った方がよさそうです。
皆さん僕とトレーニングをされるときに「重たっ」といいますが、重みと重いは僕のなかでは使い分けてます。
少しわかりにくいかもしれませんが、筋肉に適切な刺激が入るのが重いで、
重みはなにを持ったって重みはあるってことで使い分けてます。
ウォーミングアップで重みを感じて身体を慣らしてメインセットで重いのをやるという感じです。
どうせなら効率よく鍛えたいですよね。
中島通接骨院では、個人に合わせたプログラムを提供します。
いくつになっても健康的な身体を手に入れましょう!