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ふくらはぎの肉離れは、30歳以降のスポーツ愛好家に多くみられます。
ふくらはぎは腓腹筋のことを意味します。
テニスをする人に多くみられることからテニスレッグともいわれます。
急な減速動作や方向転換を行った際に腓腹筋が過大な遠心性収縮を起こしたときに発生します。
ほとんどが腓腹筋内側頭の抹消付着部に生じ、受傷時は誰かに蹴られたような感覚や、ボールが当たった様な感覚を覚えることもあり、断裂音が聞こえることもあります。
症状は歩行時痛、損傷部に一致した圧痛、その周囲の腫腫、足関節背屈時の痛みなどがあります。
エコー観察では、腓腹筋とヒラメ筋の間に断裂を示唆する低エコー像がみられます。
鑑別が必要な疾患に深部静脈血栓症があります。
外傷をきっかけに痛みが出たり腫れたりします。
通常肉離れだと皮下出血斑が出ますが、この場合は出ないので注意が必要です。
初期の免荷、圧迫が不十分な場合、血腫の吸収、消失に3か月以上かかることもあります。