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どこも悪くない人はいない

  • 2022年12月06日

上手くなりたいと言ってるのに変えられる不具合を受容してる場合ではありません。
不具合というのは身体が硬い、左右の筋力等の不均衡等です。
運動連鎖の考え方で「鎖は1番弱いところで切れる」というのがあります。
これはもちろんその通りなのですが、どこも悪くない人はいないいうのもまた事実で。

「全部載せ」な感じでやるならば、
寝て真っ直ぐ、
立って真っ直ぐ、
片側性の動きでも真っ直ぐ
を作ってから錘を持つなんてのもあるかもしれませんが、全くの左右対称なんて日は来ることがないでしょう。
ある程度は許容しつつ負荷を掛けて、それで現れたエラーに対処しつつ強くしていきます。

可動域と書きましたが、可動域と可動性というのもまた別で、
可動域というのは他動的なもの、可動性というのは自動的なものを言います。
簡単に言うと、股割りはできるけど、ハイキックで顔を蹴る際に足を顔まで挙げる力がないと意味がない的なものです。

可動性と言う点では、ウエイトトレーニングは可動域全域に負荷をかけることができるので、可動性の向上にも役に立つということが言えます。

おまけにというか主たる目的ですが筋の質が向上します。

ウエイトトレーニングをしましょう。

 
 
 

2022年12月5日(月)より受付時間が変わります。

  • 2022年11月29日

いつも当院をご利用いただきありがとうございます。

 

2022年12月5日(月)より受付時間が変わります。

午前は9時~12時まで、午後は4時~8時までになります。

水曜日は完全予約制になります。

土曜日の午後も受付しています!

 

来院される際はお電話もしくは公式LINEにて事前にご連絡、ご予約をお願いします。

今後とも当院をよろしくお願いいたします。

 


スクワット、真っ直ぐしゃがめますか?

  • 2022年11月28日

何から始めよう?
スクワットが基本らしい。
じゃあスクワットだってなっても、
しゃがめない、
しゃがめるけど真っ直ぐしゃがめないなんてことはよくあります。

真っ直ぐしゃがめなければ真っ直ぐ立ちあがることもないでしょう

真っ直ぐしゃがんで真っ直ぐ立ちあがる人も上肢を挙上すると曲がる人もいます。

上記に不具合がある人の競技動作は不具合を受容した競技動作に過ぎないのです。

 
 
 
 
 

ウエイトトレーニングと可動域

  • 2022年11月26日

可動域を向上させる目的の一つにウエイトトレーニングをできる様にするというのがあります。

なんでウエイトトレーニングで可動域?って思う方もいるかもしれません。
やればわかりますが、そもそもあの動きは柔らかくないとできないのです。

あるある的なのだと、男女でトレーニングを始めた場合、女性はどんどんできるようになるのに男性は下手なままとか。
ほとんどの場合で柔らかさは正義なのです。

ウエイトトレーニングは可動域が十分にないと上手く出来ません。
ウエイトトレーニングが出来ないと筋の質を良くするのに他の方法を取らざるを得ないのですが、相当に効率が悪いです。


ウエイトトレーニングの進め方②

  • 2022年11月24日

じゃあRLがどれくらいになったらスクワットを入れるかというとフォームが及第点で体重の半分の重さでできたらということにしています。

その場合、スクワットはどれくらいから始めるかというと、これがなんとも言えないのです。
身体の各分節の長さで大きく変わってくるからです。

なので最初は探りながらで65%の強度(0.74m/s)が出せなくなるくらいまでとしています。
これはスクワットを導入した日に出る人もいれば、どうにも出ない人もいます。
上で止まる前提で動いてると、可動域のほとんどを減速のために使っているからです。

ですが、跳んでくださいというといともあっさりと出ます。

というように、ウエイトトレーニングは減速局面が多いのです。

じゃあ跳べばいいのか?となりますが、錘を持って跳んで着地するなんて身体がもちません。

 

これらをクリアするのがオリンピックリフティングです。
オリンピックリフティングはバーベルの加速が止まったところでキャッチするので着地の衝撃が少ないのですが、そもそも弱いのにやっても効果が小さいです。

なのでジャンプせずにスクワット等のリフティングをするのですが、いつまでも65%のわけはなくて、2週毎に強度を5%ずつ上げていきます。

で11週目から90%の強度でやってます。

1発はやらないの?ってなる人もいますが、あれはその日の調子によって大きく変わるし、上がったら上がったでボリュームとしては少なくなるし、上がらなかったらやだし、何より危険です。

なので90%を全力で良しってことにしています。

で、何を持って90%って話ですがやっぱり速度です。

なのでVBTのデバイスは超便利です。

今まではどうしてたかというと、何回かウエイトトレーニングを経験した後テストをして何キロ挙がるかを推定していました。
1回しかできない重さを探るか、もしくは任意の重さを限界まで反復してその反復回数から1発の重さを推定していました。
これはやるとわかるのですが、人によっていつまでもできる人もいればすぐ終わる人もいます。
根性どうこうもそうだし、持久系の人か瞬発系の人かでもかなり違ってきます。
通常8回反復できたら最大挙上重量の80%とされてますが、全然違いましたなんてことになるのです。
瞬発系の人はすぐ終わることが多く、これで推定しちゃうと1発は軽いものとなり、それの何%で何回といったらずーっと強度が足らないトレーニングを続けるなんてことが起こります。

また、持久系の人が反復回数から1発を推定するとものすごい1RMになってそれの65%なんてのから始めても1週目から挫折なんてのが待っています。
速度を基準にするとそういった悲しいことは防げます。

というわけで加速度計はあった方がいいのです。

じゃあ強度は加速度計でわかるとして、反復回数はどーなるの?というのは、
これまた人それぞれでその日の調子で違うしとなるのです。

今までの様にあらかじめ反復回数を設定してやる場合、もしかしたら余裕すぎたりとかもあるし、最後の方はフラフラなんてこともあります。

なので1番速いレップの10%から20%速度が落ちたところでそのセットを終えます。
そんなんでいいの?と思うかも知れません。

いいのです。

フラフラで反復した場合、大したフォースは出ていません。

フォース=質量×加速度
単位はニュートンです。

短距離をチンタラ走っても速くなることがない様に、重いのを、または軽いのをチンタラあげても強くなることはないのです。

全力が大前提です。

ウォーミングアップを除いたメインのセットは全力で挙上し速度が低下したら終えれば良いのです。
とは言っても65%とかだと減速局面だらけです。かと言って最初から80%以上の強度では身体が持ちません。
上手に強度を調節してだんだん重たいのができるようにしていきたいです。

それと並行してオリンピックリフティングも練習していきます。
オリンピックリフティングはどこから始めるか、キャッチの有無、どこまで挙げるか等の変数の操作も必要です。
今まで書いたものをうまく進めてやっと効果が出るものです。

頼れるS&Cコーチを見つけましょう。

 
 

ウエイトトレーニングの進め方①

  • 2022年11月23日

何からやればいいの?
キングオブエクサイズのスクワット?
ってなりますがその前に出来た方がいいものがあります。

ウチではリバースランジ(RL)、ルーマニアンデッドリフト(RDL)、オーバーヘッドプレス(OHP)から始めます。

経験がある方の場合、これらをやる前にオーバーヘッドスクワット(OHSQ)をやってもらって上手ならRL、RDLを省くこともなくはないですが、ほぼやります。

オーバーヘッドスクワットで何を見るか?というと
股間節の十分な可動性、脊柱の伸展、肩関節の屈曲の可動域等です
他には、シャフトの傾き、回旋等を見て固いところ、弱いところを推察します。

ウォーミングアップにも適しているのでお付き合いは長くなります

OHSQができない人は沢山いて「これができるまで他のものには手をつけない」なんてやってるといつまでたってもできません。

最初に書いたRL、RDL、OHP、ストレッチング等を入れながらできる日を待ちます。

とはいうもののこれらもできないことがほとんどなのです。

これらをすっ飛ばしていきなり基本だとばかりにスクワットをやると大体いつか失敗します。

僕もしています。

これら3つは必ずできるようにしておきたいです。

RLでケツの強さ、RDLで身体の後面の強さ、OHPで肩の強さ柔らかさ、脊柱の伸展をつけたいです。

エクササイズにおけるBIG3はスクワット、ベンチプレス、デッドリフトじゃないの?と思われるかもしれません。
スクワットは脊柱の伸展がないとできません。できてるつもりでもオーバーヘッドスクワットができないでのスクワットは脊柱の伸展が足りていないことが多いです。

デッドリフトはRDLができないといつかやらかします。

ベンチプレスではなくOHPをやる理由ですが、OHPは三角筋、上腕三頭筋を主に鍛えます。
なんとこれらは大胸筋よりでかいのです。
大筋郡からとなると採用しない手はありません。
あとは立ってやるというのが大事で、ベンチプレスよりも重要と考えています。

これらができたら適宜スクワット、デッドリフトを入れます。

ベンチプレスは?となりますが、週3回できるのなら週1回、もしくは交互に入れるかもしれません。

押す種目はあるけど引く種目は?広背筋は?ってなるかもしれません。
実をいうとあれこれやると疲れます。
なので余裕があればとなります。
実はデッドリフトで結構使っています。
なので余裕があればです。
入れるなら、OHPの時はプルアップ(懸垂)
ベンチプレスの時はベントオーバーロウです。
ベントオーバーロウは大体ベンチプレスと同じ重さです。
付け替える手間が省けます。


オスグッド・シュラッター病

  • 2022年09月27日

小学校高学年から高校生くらいまでの時期に膝下あたりに痛みが出る症状で「オスグッド・シュラッター病」というスポーツ障害があります。

発症時期は成長期に限定的で、接骨院でもよくみる疾患の一つです。

 

脛骨上部の大腿四頭筋付着部の脛骨粗面が膨らんで、押さえると痛みがあったり、膝を動かしたり衝撃を与えると痛むという特徴があります。 特に10歳~15歳くらいの頃に発症し、バレーボールやサッカー、バスケットなど走ったりジャンプしたりなど脚をよく使うスポーツをしている子供によくみられます。

スポーツを継続しながら経過を観察することも出来ますが、重症であれば安静にすることが必要です。

治療開始時に筋の柔軟性が低下していた人ほど運動療法による効果が高いです。

 

大腿四頭筋の柔軟性の改善により、早期のスポーツ復帰が可能となることが多いですが、柔軟性が高いのに痛みが残る場合は身体の使い方(使われ方)に問題があることもあります。

 

正しい動作(ヒップヒンジ等)で膝の前面にかかる負担を軽減させることが大切です。

柔軟性が高いのに症状が強い人は動作に問題があるのかもしれません。

インソールで動作を誘導するのも効果があります。

インソールとウエイトトレーニングを組み合わせると障害予防が期待できます。


シンスプリント

  • 2022年09月25日

脛の内側の痛みにシンスプリントというスポーツ障害があります。

 

シンスプリントは運動時や運動後に下腿内側下 1/3にみられる疼痛性疾患で、「脛骨疲労性骨膜炎・過労性脛部痛」ともいわれ、ランニングやジャンプ動作の多いスポーツで多くみられます。

その病態については骨膜炎、筋膜炎、過労性骨障害がいわれており、特定されていませんが、繰り返しの外力によるものについては異論がありません。

急激にトレーニング量を増やした際に生じることが多いです。

また硬い路面、すり減った靴など練習環境も発症要因となるので、練習環境も確認する必要があります。

 

痛みが強い場合はランニング・ジャンプ動作などは中止して、自転車や水中運動などで患部に負担がかからないようにして体力の低下を最小限にするように努めます。

安静時期であっても患部外のトレーニングは積極的に行います。

復帰の目途は通常、トレーニング量の減少後1~2週ですが、重症化すると3ヶ月以上かかるケースもあるので運動開始時期を誤らない必要があります。


投球障害(野球肘・野球肩)

  • 2022年09月20日

繰り返しの投球、全力投球、投球フォーム等が原因の肘や肩の障害を「野球肘」「野球肩」といいます。

 

投球による障害は、成長期である学童期の子供に多く見られます。

大人と子供では負担のかかり方は同じでも組織の強さが違うため、投球障害といっても分けて考える必要があります。

 

大人は骨が強いので靭帯に負担がかかり、子供は靭帯などの軟部組織を傷めることは少なく、骨端核や骨端線に負担をかけます。

治療法もそれぞれ違いますが、共通していえるのは負担がかかる動作を改善しないとまた同じ部位を傷めるということです。

患部が回復しても、投げたらまた同じではいけないので負担をかけた要因となっているものにアプローチします。

 

「なんとなく違和感がある」「投げるときに痛い」「投球できないほどの痛みがある」など症状も様々で、治療法も保存療法から手術が必要なものまで色々とあります。

まずはどのタイプの投球障害かを評価して、適切な治療を選択することが大切です。

 

学童期の投球障害で多くの成人の野球選手が悩んでいます。

長く野球を続けるためには、いかに学童期を過ごすかが重要です。

 


チェーントレーニング

  • 2022年09月19日
バーベルにチェーンをつけて行うトレーニングがあります。
 
ウエイトトレーニングにおける減速局面を打ち破る方法はいろいろありますが、チェーンを使うのもその一つです。
 
通常、バーベルを投げる、または、ジャンプするなどをしない限り動作の終盤は減速のために身体を使ってます。
チェーンを用いることにより上昇局面の終盤まで力を出し続けることが可能になり、トレーニング効果を高めることができます。
 
他の減速局面を打ち破る方法にオリンピックリフティングがありますが、組み合わせることにより効率よく身体を強くすることができます。


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