子どもが転びそうになった時や、だだをこねて付いてきてくれない時など、つい子どもの手を引っ張ってしまうことはありませんか?
肘内障は2~6歳に多く見られます。
受傷機序は親と手をつないでいて転びそうになったのを親が手を引っ張った際に発生するケースが多いです。
腕をまったく動かさなくなるので、肩が外れたと言って来院するケースが多いです。
手首に湿布を貼って来たケースもありました。
強く握ったので手首の負傷と思ったようです。
整復自体は比較的容易にできます。
急性疾患は時間の経過とともに改善していくものですが、
慢性疾患となると時間の経過とは関係なくずっと痛かったり、よくなったと思いきやまた痛みが出てきたりします。
慢性疾患となると、睡眠障害、疲労、感情なども痛みの程度に影響します。
痛みが発生した際、楽観的な人ほど早く回復していく傾向にあるといえます。
エルボーエクステンションテストというのがあります。
椅子に座って肩の高さで肘を曲げてテストする側の手をチョップのカタチで押すテストです。
これで上腕三頭筋の筋力テストをするのですが、体幹の筋が弱いと上手く押せません。
これは前鋸筋という肩甲骨を支える筋が眠っていると、肘を伸ばすときの土台(肩甲骨)が不安定なため
力がうまく伝わらないのです。
体幹というといわゆるコア(インナーマッスル)ばかりが取りざたされますが、胴体部分をしっかり鍛える必要があります。
ただ前鋸筋は外腹斜筋と筋連結があります。
外腹斜筋のトレーニングで前鋸筋が目覚めることがあります。
やっぱコアトレってすごいじゃんってならないでください(笑)
画像検査でヘルニアや変形が見つかることがあります。
ただ痛みの原因ではないこともよくあります。
ヘルニアは約4分の3のひとにあるといわれていますが、4分の3の人が症状があるかといえばそうではないのです。
変形が痛みの原因であるなら一生痛いはずですが、多くの人は痛くなくなります。
画像検査でショックを受けない人の方が治りが早いといわれています。
球技、フィギュアスケート等の跳ぶ動作での体幹。
姿勢が崩れていないと体幹がしっかりしているといわれ、崩れると体幹のせいにしたりされたりします。
その前にそもそも跳ぶ前から崩れているのではないでしょうか?
それを空中で修正するにはプランクぐらいの負荷のトレーニングでは無理そうです。
跳ぶ姿勢を作るトレーニングとしてスクワットをお勧めします。
スクワットで自体重ならまっすぐ立てたりしゃがめたりしても、重りをかつぐと崩れることはよくあります。
そんな人が跳べばまっすぐ跳ばない可能性が高いです。
スクワットしてればいいのか?というと両側性に力を発揮するのを続けていると左右差が少なくなってくるといわれています。
今回は(も)体幹トレーニングというより他のトレーニングを(も)勧めるブログでした(笑)
昨日はRIZINがやってました。
RENAさん、強くてかわいいですね。
RENAさんは最後に1,2,3,シュートぉと言います。
その時手にしている指差し棒がかわいかったので買いました(笑)
セミナーやトレーニング指導で活用していきます。
肩が痛くて困っている野球少年は大勢います。
ボールを投げないだけで治ってしまうケースはたくさんあります。
もちろん投げない間も傷めた原因を考えてアプローチして、二度と傷めないようにしていくのですが。
投げながら治すというのはないと思っていいでしょう。
優秀なアスリートの体幹部の動きがすごいと前回書きましたが。
自分のやってるスポーツは体幹部の動きがあまりないんですけど、、、という方もいらっしゃると思います。
競技動作ではあまり動いてなくても、競技力を上げるためのトレーニング時に
小さい可動域しかない人と大きい可動域をもつ人とでは効果に差が出ます。
競技の練習だけで結果が出せているうちはいいかもしれませんが、より高いレベルに行くには強い身体が必要です。
強い負荷を大きな可動域で扱える人ほど強くなれるといえます。
体幹の話からそれました。
体幹の動きが大事というのは簡単にいうと魚が背骨が動かなかったら泳げないです。
進化の過程で背骨の動きとヒレで泳いでたのが魚。
背骨が動かなかったら泳げなさそうです。
陸に上がって短い手足でくねくね歩いてたのがワニ。
ワニもくねくねできなかったら歩けなさそうです。
手足が長くなって前後の動きが大きくなったのが犬とか猫とか。
背中に棒をくくりつけたら猫ちゃんも歩けるけど走れなさそうです。
後ろが強くなって二足歩行ができるようになったのが人間です。
なんだか動きの源は体幹のように思えてきませんか?
膝の痛みで悩む方は多いですが。
なにせ体重のかかる関節なので常にメカニカルストレスにさらされています。
そのメカニカルストレスを減らすため必要なことと言えば体重を減らすことですが、一日に何キロも落ちるものではないです。
太ってるって言ってるみたいで減らせとはなかなか言えないし。
その場で負担を減らすためにできることは正しい動作をするということですが、
御本人は正しいというか普通の動作をしているおつもりでいることがほとんどです。
けど実際には足首、膝関節、股関節、体幹部など結構不安定な動きになっています。
膝関節は足首、股関節の間にある関節なので両方の影響を受けます。
足首、股関節の状態を良くすることで膝の状態も良くなっていくことが多いです。
安静にして炎症がおさまったとしても足首、股関節の状態が悪いとまた痛くなることもあります。
肩の痛みでお悩みの方は多いですが。
とりあえず悪くしない方法があります。
それは、悪くすることをしないことです。
悪くする方法は、、、
肩甲骨をおさえて腕をまわす
肘からあげる様に腕をあげる
肩甲骨面よりも後ろで腕をあげる
上記は私が勝手に肩にとっての三重苦と呼んでいるものです。
肩の調子が悪い人がよくする動作に健側の手で肩甲骨を上からおさえて、肘からあげるようにして肩甲骨面よりも後ろで肩の調子を確認する
というのがあります。
肩関節にとって窮屈な動きなので悪い人は不調を感じやすいし、健康な肩もこれを繰り返すと悪くなります。
やらなきゃいけないことをやるより、やってはいけないことをやらない方がよいことが多々あります。