野球やバレーボールなどのオーバーヘッドスポーツで見られるものに
肩甲上神経の絞扼(コウヤク)による筋の萎縮があります。
繰り返されるフォロースルー動作で肩甲上神経に牽引ストレスがかかり、神経障害が引き起こされます。
肩甲上神経支配の棘下筋(きょくかきん)は投球時にはブレーキをかける働きがあります。
その筋が萎縮しているとブレーキがかからないので肩関節にかかる負担が大きくなります。
ろくなことが起こりません。
肩甲骨を見てペこんとへこんでいる人は注意が必要です。
成長期の膝の痛みで有名なものにOsugood‐Schlater病があります。
Osgood-Schlater病は脛骨粗面部に生じる骨端症のことをいいます。
脛骨粗面部に加わる機械的ストレス(牽引力)が原因とされています。
治療は大腿四頭筋の柔軟性の改善を図りますが、
柔軟性が高いのに痛みが残る場合は身体の使い方(使われ方)に問題が
あることもあります。
野球やテニスなどで基本は素振りと言いますが。
ボールを打ったことない人には当てはまりません。
良いと思って繰り返していた動作が実はとんでもない動作なこともあります。
打てる環境があるなら素振りっていらないんじゃないかと思います。
身体にかかる負担は変わらないし。
打てる環境がないにしても他のことした方がいいんじゃないかとも思います。
成功体験の積み重ねがある人は素振りは有りですが。
昨日はバドミントンに挑戦しました。
恥ずかしながら空振りを連発してしまいましたw
エアバドミントンは褒められていたのですが。
もしかしてと思い今日はバッティングセンターへ。
何球か打っているうちにわかったのはボールが来る前に振ってしまっているということでした。
修正後はホームランを打ってアイスクリームを貰いました。
眼が大事。
次回のバドミントンは絶好調でしょう。
そういえば初めて買ったターザンのタイトルは「鍛えるべきは眼」でした。
今から25年ほど前でしょうか。
トップの選手は知りませんが眼を鍛えているアスリートにはなかなかお目にかかりません。
みんなもっと上手になれるかも!
投げると肩が痛いと思った時「インターナル インピンジメント」というものがあります。
インピンジメントとは衝突と言う意味です。
インターナル インピンジメントは後上方関節唇と腱板深層の衝突によって痛みが出ているものをいいます。
レイトコッキングフェイズで肩関節後方に痛みが出ます。
後上方関節唇損傷と関節包面断裂を合併しているものが多いとされています。
時々アンクルウェイトをつけて歩いている方を見ます。
足腰を鍛える目的かと思いますが、期待するほど効果は出ません。
足を前に出すときは股関節屈筋、膝関節伸展筋に負荷がかかりますが、
地面に脚が付いている状態では股関節伸展筋に負荷はかかりません。
前にしか負荷がかかりません。
アンクルウェイトが悪とは言ってません。
バックエクステンションの時はアンクルウェイトを付ければ股関節伸展筋に負荷をかけることができます。
ただ、バーベルがあればルーマニアンデッドリフトの方が強い負荷をかけることができます。
上位交差性症候群(upper crossed syndrome)は円背、猫背姿勢のことをいいます。
横から見た時に頭部が前方に出て、バランスをとるために背中を丸めているような姿勢です。
この時肩甲骨は外転しています。
後から見ると手のひらが見えます。
肩甲骨が外転していると、頭を後ろにひっこめようとするとしんどいです。
前に出すのはラクです。
楽なんだけど頭部の重さを支えるため頚部の筋は緊張が高くなっています。
大胸筋、小胸筋、広背筋も緊張が高くなっています。
昨日は、AACAスキルアップセミナーで講師をさせていただきました。
内容は、体幹の筋肉のほぐし方、股関節の筋肉のほぐし方、最後に軽くエクササイズ。
皆さん使えてない箇所がたくさんありました。
どうせなら適切に使いましょう。
スピードスケートの選手は片脚立位での評価を徹底的にするといいます。
0コンマ何秒を競う競技では一蹴りもロスもミスもしてはいけないからです。
片脚でビシッと立てない奴が無駄のない動きをしているとはとうてい思えません。
ただ、いろいろとごまかしが効いているというか、ごまかしてるつもりもないのが自転車にのってる人達です。
よくいえばおおらかです。
下位交差性症候群(lower crossed syndrome)は骨盤の前傾と腰椎の前弯が大きい不良姿勢のことをいいます。
股関節の屈筋群と腰椎伸展筋群の緊張が強いとこのような姿勢になります。
拮抗筋である股関節伸展筋群、腹筋群は弱くなっています。
下位交差性症候群ではランニングの際、蹴る動作を腰椎の伸展で代償することが多く、腰痛を引き起こすこともあります。
前後のバランスを考えたストレッチ、トレーニングが必要です。
代償運動は、関節運動の主動作筋の機能不全や麻痺によって、本来その関節運動の主動作筋が行う運動を、他の筋が代償
しているものをいいます。
例としては、側臥位で股関節を外転させる際、中殿筋の機能不全があると大腿筋膜張筋や腰方形筋で代償していることがあ
ります。
いつも腰が痛い人は、もしかしたら中殿筋の機能不全のせいで腰方形筋が過剰に働いているかもしれません。
大腿筋膜張筋が代償しているせいでかたくなり、骨盤前傾位になっているかもしれません。