誰でも怪我はしたくありません。
怪我をしやすい人もいます。
特徴としては全身の関節の弛緩性の高さがあげられます。
これは生まれつき靭帯が緩く、関節の安定性が低く、捻挫などの関節障害が起きやすいです。
ただ体操競技や新体操など、美しさを求められる競技では有利に働くことが多いです。
筋力の不足も怪我につながります。
必要な時に必要なだけの筋力を発揮できず、自分の身体を安定させられないということも怪我につながります。
アライメント(骨の配列)の異常も怪我をしやすいといえます。
例えばX脚などは膝が外反しているため、前十字靭帯を損傷しやすくなります。
全身の関節弛緩性が高く、アライメントも悪く、筋力もない状態でスポーツをするのは怪我のリスクが高いといえます。
関節の弛緩性が高いのはしかたがないのですが、
アライメントを整えたり、筋力をつけることは努力次第でなんとかできることが多いです。
骨が成長しきってない子どもの場合、
足首を捻った際に骨端線を損傷することがあります。
骨端線とは成長軟骨板のことで、成長軟骨板は骨が伸びるときの伸びる場所そのものです。
子どもの場合、靭帯よりも骨端線の方が構造的に弱いので、足首を捻ると靭帯ではなく、骨端線を損傷することが多いです。
話はそれますが、野球をやっている子の肘の内側の損傷も靭帯損傷よりも、骨端の離開や、裂離骨折が多いです。
16歳以上になると肘に靭帯損傷となることが多くなります。
骨端線損傷は外くるぶしとそのやや上が腫れ、押すと強い痛みが出て歩行も困難となることが多いです。
明らかに骨折しているようなものから、損傷の程度が軽いものだとレントゲン検査でも分かりにくく、捻挫と診断されるようなものまで様々なものがあります。
骨端線損傷も骨折の一種なので、
放置すると成長障害を起こすこともあるので治療は慎重にします。
通常は2~3週間のギプス固定をし、その後可動域訓練、筋力トレーニングなどをします。
こんにちは。
ぐづついた天気が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
当院では、今月は受付に紫陽花を飾ったりし、今の季節を楽しんで頂けるよう心掛けています。
さて、本日はお知らせです。
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身長が伸びる時期に一時的にスポーツが下手になることがあります。
身長が急に伸びるので“感覚のズレ”が生じるために起こります。
これをクラムジーといいます。
小学生のときに上手だった子が下手になったりするのは、決してたるんでいるとかではなく、
感覚のズレに苦しんでいるからかもしれません。
これを理解せずに、「あいつは終わった」などと突き放したりすると、ほんとに終わってしまう子もいるかもしれません。
なにせ本田圭祐選手ですら試合に出られない時期があったくらいですから。
長期的な視野を持ちたいものです。
ジュニア期に見逃してはいけないものに離断性骨軟骨炎があります。
離断性骨軟骨炎は、成長期の脆弱な軟骨下骨および骨端軟骨が剥離する疾患をいいます。
10歳前後の骨化進展期に多くみられます。
外側型の野球肘を指しますが、内側型の野球肘を我慢して、だましだましやった結果なることが多いです。
なので、肘の内側が痛くなったらすぐに練習を中止して、しかるべき処置をしましょう。
発症のメカニズムは外反ストレスと、肘外側の圧迫、せん断力が主な要因です。
レイトコッキング期(ボールを放すちょっと前、一番胸が張られているとき)に
これらのストレスがかかります。
前腕屈筋群を上手く使えないのも要因とされています。
軟骨障害はレントゲンで変化がみられる頃には進行期であるため、
超音波画像観察装置を用いて早期に発見することが大切です。
早期例ではシーネ固定などの保存療法が有効ですが、
3か月以上の安静治療でよくならない例では手術が選択されることもあります。
ウェイトトレーニング。
いつから始めたらいいの?
どころか必要ないとするスポーツ競技の指導者もいますが、、、
ウェイトトレーニングは重要です。
で、いつから始めるのがよいかというと
身長が急速に伸びる時期(peak hight velocity)の数か月後から筋肉を作るホルモンによる体重の増加がおこるとされており、
このタイミングで始めるのがよいとされています。
身長が伸びなくなるというのも迷信なので、できることなら取り組みたいものです。
技は力の中にあり。
尺骨神経の障害には、外傷、腫瘍、肘部管症候群、ギヨン管症候群があります。
尺骨神経麻痺があると手の細かい動きができなくなります。
テスト法として両手の母指と示指で紙をつまみ引っ張るというものがあります。
このときに母指のIP関節が曲がれば尺骨神経麻痺が疑われます。
通常は母指IP進展位をとります。
尺骨神経支配の母指内転筋の筋力低下を正中神経支配の長母指屈筋で代償するため起こります。
野球やバレーボールなどのオーバーヘッドスポーツで見られるものに
肩甲上神経の絞扼(コウヤク)による筋の萎縮があります。
繰り返されるフォロースルー動作で肩甲上神経に牽引ストレスがかかり、神経障害が引き起こされます。
肩甲上神経支配の棘下筋(きょくかきん)は投球時にはブレーキをかける働きがあります。
その筋が萎縮しているとブレーキがかからないので肩関節にかかる負担が大きくなります。
ろくなことが起こりません。
肩甲骨を見てペこんとへこんでいる人は注意が必要です。
成長期の膝の痛みで有名なものにOsugood‐Schlater病があります。
Osgood-Schlater病は脛骨粗面部に生じる骨端症のことをいいます。
脛骨粗面部に加わる機械的ストレス(牽引力)が原因とされています。
治療は大腿四頭筋の柔軟性の改善を図りますが、
柔軟性が高いのに痛みが残る場合は身体の使い方(使われ方)に問題が
あることもあります。
野球やテニスなどで基本は素振りと言いますが。
ボールを打ったことない人には当てはまりません。
良いと思って繰り返していた動作が実はとんでもない動作なこともあります。
打てる環境があるなら素振りっていらないんじゃないかと思います。
身体にかかる負担は変わらないし。
打てる環境がないにしても他のことした方がいいんじゃないかとも思います。
成功体験の積み重ねがある人は素振りは有りですが。