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令和元年12月22日に東海野球障害研究会に参加しました。
どのご講演も面白いものばかりでしたが、特に印象に残ったのがドミニカの野球肘検診についてのご講演でした。
ドミニカといえば多くのメジャーリーガーを輩出している国ですが、人口は約1000万人と大きな国ではありません。
なぜ多くのメジャーリーガーを輩出できるのか、ご講演を聞く中で大いに納得できることが多くありました。
野球肘と言えば野球をやってる人の多くが経験します。特に悲しいものが外側型の野球肘です。
ドミニカはなんと0だと。ちなみに指導者の喫煙も0だったそうです。
野球肘の癌ともいわれる外側型の野球肘ですが、副流煙との関係が以前から言われています。
なぜ癌といわれるかとかというと、初めは痛みがなく進行し気付いた時にはかなりやばい状態という意味で使われています。
たばこの煙で血流が悪くなり軟骨の成長障害がおこると言われています。
指導者の方におかれましてはぜひともやめて頂きたいことの一つです。
他には肩周りの柔軟性においては日本の球児の方が柔らかかったと。
柔軟性は関係ないという話でもなくて、やっぱり柔軟性は障害予防やパフォーマンスの観点からみてもあった方がいいのですが、何よりも圧倒的に投球数が日本の野球少年に比べて少なかったそうです。
投げなければ障害を防げるのであれば誰でもできます。
是非投球数を減らして欲しいものです。
そんなこと言ったら上手にならないじゃんという声も聞こえてきそうですが、少ない投球数でも上手くなっているのがドミニカの球児です。
工夫をして下さい。
面白いことにドミニカの少年はピッチャーをやりたがらないそうです。
肩肘を傷めると将来稼げないからです。
そうなんです。
あなた方が抱えている野球少年は将来プロになるかもしれないのです。
恐ろしくてガイドラインから外れたことなどできるはずもないと思うのですが。
使用しているボールは大人のボールも混じっているそうです。
おさがりを使用しているということです。
このことからも軟式、硬式、ボールの重さというよりはやっぱり投球数が関係してるというように理解しました。
今日からでもできます。
練習しすぎはろくな結果になりません。