むち打ち症、交通事故後の後遺症、肩こり・腰痛などお気軽にご相談ください。

  • 一宮市中島通1-4 電話番号0586-25-0035

ブログ

股関節のつまり感

  • 2018年05月09日

普段は全く気がつかないけど、膝を抱えておしりのストレッチをしたときに前側につまり感がでることがあります。

 

原因としては大きく分けて器質的なもの機能的なものがあります。

器質的ものFAI(femoroacetabuler impingement)と呼ばれる骨と骨がぶつかってしまっているものです。

これは施術や運動では何ともなりません。

 

機能的もので考えられるのはFemoral Anterior Glide Syndrome(大腿骨頭前方すべり障害)といってお尻の筋肉がカタくなってるせいで、大腿骨頭の後方への移動制限が起こっているものをいいます。

 

器質的なもの機能的なものかを見分ける方法は、仰向けに寝て片方の膝を抱えます。

動きが止まってからさらに引きつけてみて痛みはあるけど可動域が増える様なら機能的なものの可能性があります。

動かない様であればFAIの可能性があります。

このときに気を付けるのは、可動域が増したと思いきや骨盤が後傾して(おしりが浮いて)増えてるだけの場合があるので注意が必要です。

ただこの方法を自分で試してみても、正確に評価するのも難しいので、じゃあどうするかというとお尻のストレッチやボールなどを使って筋肉をほぐしてみて、変化があれば機能的なものであるといえます。

あと、仰向けに寝て足の親指を床に付ける様に足を回してみて付けにくい側とつまりがある側が一致すれば機能的なものである可能性がありますが、実際に判断するのは難しいかもしれません。

 

お尻がカタかったとしても、ストレッチは脚を抱えてするものがほとんどなので抱えると痛いし、痛いことはしてもろくな結果にならないのでボールをつかってほぐすのが現実的でしょう。

お尻をほぐしても変わらなければお尻じゃなかったかもしれないし、ほぐれたつもりでほぐれてなかったりかもしれないし。

痛みがとれたのであれば、お尻の機能を高めることによって骨頭の後方へのすべりが出るのを期待できます。

 

整えてから鍛えましょう。

整えたら鍛えましょう。

 

 

 



  • 中島通接骨院
  • 0561-72-0015